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東北の灯台に
想いを馳せて
明治2年(1869)の観音埼灯台の点灯から遅れること7年、明治9年(1876)に尻屋埼灯台が全国で22番目、金華山灯台が23番目の西洋式灯台として東北の地に点灯しました。
140年程を経て、灯台守と呼ばれた人々が海上保安官となり、衛星からの電波による測位システム(ディファレンシャルGPS)など、様々な方法で航海の安全が確保されるようになりましたが、灯台の光は今も変わらず航海に必要なものであり、尻屋埼灯台と金華山灯台も、戦災に遭いながらも、今もその当時の勇姿のまま岬の先端に立ち、その役割を果たしています。
東北には、このほかにもたくさんの灯台が建てられており、それぞれに歴史や物語があります。この「東北の灯台物語」では、東北にある灯台の中で、周囲の険しい又は優美な景観に溶け込んでいる灯台や、特徴のある外観の灯台などを紹介しています。
これらの灯台の中には、離れ小島や山道を数時間歩かなければたどり着けないなど、一般の方々が直接その姿を見ることは難しいところもありますが、この紹介がこれらの灯台に想いを馳せる一助となれば幸いです。 |
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